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ファイナルファンタジーV・メインテーマ 収録作品:ファイナルファンタジーV[SFC/PS/GBA] 作曲者:植松伸夫 概要 タイトル通り本作のメインテーマ。タイトルデモなどで流れる。 アレンジサントラの「DEAR FRIENDS」に付けられた英語の曲名から「AHEAD ON OUR WAY」とも呼ばれる。 それまでFFシリーズのタイトル画面では「プレリュード」が使われていたが、本作ではそれが流れず(*1)代わりにこの曲が流れるようになった。 颯爽とした軽快なメロディーに、前向きで力強いメロディーが特徴的で、前作の「FF4」のメインテーマと比べて随分と明るい雰囲気へと変化した。 ただ後半からは哀愁を帯びた旋律へと変わるなど、勇ましさと哀愁が同居した『FF5』らしい冒険感が的確に表現されたBGMとして人気が高い。 メインテーマというだけあって、この曲のメロディーをモチーフとしたBGMが本作では数多く用意されている。 例えば前半の勇ましいメロディーは第一世界のフィールド曲である「4つの心」、後半の哀しいメロディーはイベント曲の「レナのテーマ」と共通している。 またタイトルデモ以外にイベントシーンでも流れ、第二世界への突入時やエクスデスとの最終決戦時といった重要なシーンで使われた。 ちょっと聞き取りにくいがセーブデータ画面でも音量を小さくしたバージョンが流れる。タイトルデモを飛ばしたプレイヤーにも聞かせるための配慮かもしれない。 案外いじるのが難しい曲のためか、他作品ではアレンジされた機会はそれほど多くない。 『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』や『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』でアレンジ版が使用。 アレンジサントラでは前述の「DEAR FRIENDS」の他に「More SQ」などでこの曲のアレンジ版が収録されている。 過去ランキング順位 第5回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 916位 第6回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 609位 第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 736位 第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 285位 第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 571位 第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 704位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 818位 第16回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 761位 みんなで決めるスクウェア・エニックス名曲ベスト100 67位 第2回みんなで決めるスクウェア・エニックス名曲ベスト100 85位 みんなで決めるオープニングBGMベスト100 16位 第2回みんなで決めるオープニングBGMベスト100 10位 みんなで決めるゲーム未収録曲ランキング 180位(More SQ) FINAL FANTASY BGMランキング 21位 みんなで決める1990年代の名曲ランキング 102位 サウンドトラック FINAL FANTASY V ORIGINAL SOUND VERSION FINAL FANTASY V DEAR FRIENDS More SQ 関連動画 【Video Soundtrack】ファイナルファンタジーⅤ メインテーマ(ファイナルファンタジーV) 『FINAL FANTASY V PIXEL REMASTER Original Soundtrack』PV
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作品情報 作品形式 書籍 著者 森瀬繚 出版社 三才ブックス 初版発行日 2016/4/23 ファンタジー作品に登場する種族やアイテムなどの出典と変遷を解説する辞典。 クトゥルー神話要素 クトゥルー、ナイアルラトテホテプ、『ネクロノミコン』、マインドフレアを解説している。
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終末の序曲 霊峰のかなり高い位置にあるというのにマルキオ教の本山の辺りだけは雪が積もっていなかった。それなのに礼拝堂はしんと冷えて、目に見えない空気に閉じ込められたかのようにシンは動けなかった。 うまく息ができない。 ディアッカは何を言っている? 父上が死ん・・・・・・どうして。なぜ。 礼拝堂のある一点を見つめたまま、ただ呆然と立ち尽くした。 真っ先に反応を見せたのはアレックスで、一歩踏み出してフェイス・ディアッカに向き合って問い質す。 「本当か?」 「冗談でこんなことを言うと思うか?」 面識のあるラクスも信じられない思いで言葉を繋ぐ。 記憶にあるかの人の父は皇帝らしく威風堂々とした男だった。誰かに寝首をかかれたり、毒殺される程甘い人物ではないことくらい分かっているつもりだ。直接先頭に立つわけではないとしても、仇敵の頂点に君臨するその人なのだから。 「プラントのパトリック皇帝がお亡くなりに・・・いつ・・・」 フェイス・ディアッカは答えず、いまだ反応のないシンにもう一歩近づいて膝を折って臣下の礼を取る。 「できるだけ火急、且つ速やかに帝都へお連れするよう、兄君より仰せつかっております」 「できるだけ早くだ」 「分かってるさ」 ディアッカにシンを帝都に連れ戻すよう命じたイザークも、知らせを俄かには信じられなかったのだ。この大事な時期にどんな冗談だと、もう少しで使者を張り倒す所だった。 父上が急死しただと? どういうことだ。 今、皇帝を殺害しても何の利も無い。誰にも、帝国内には。連邦が帝国の混乱を狙ったのだとしたら、これは下策も下策だ。あの嫌みったらしい連邦のアズラエルがこのような手段に出るはずがない。 だとしたら敵対しているジブリールか? いや、奴にそんな度胸はない。 まさかレジスタンス・・・・・・バルトフェルト侯が暴挙を許すはずがない。 イザークは帝都への帰路、この死の背景に頭を巡らしていた。 飛行戦艦の中から砂漠の彼方に帝都が見えた時、王宮に翻る弔旗に、イザークは初めて父親の死を実感した。 黒い半旗。 黒いタペストリー。 官吏も宮殿にいる者も議員達も全て礼服を着ていた。緑溢れ花のような王宮が黒一色で埋め尽くされた光景に、イザークは足早に回廊を通り過ぎる。 いるはずの顔が足りない。 老獪で議会を裏で操り、皇帝を意のままに操ろうという輩達の姿が見えないことに、イザークは皇帝の死以外に何かが起こったのだと確信する。 自分の予想通りなら、恐らく・・・。 パレスの大きな扉の前で立ち止まり、微かに指先に力が入っていることに気がついた。 身構えているのだ。 この先に待っている光景を。 あの部屋にもう父はいない。 もう二度とイザークの青い瞳に映ることはないのだ。 そこにいるのは、兄。 何を企んでいる? 扉の向こう、一家の主の部屋でイザークは予想通り、壁に掛けられていた絵画を見ていた兄を見つけた。7つ上の兄、ギルバート・デュランダル・プラント。 「兄上! どういうことですか!?」 「早いな、イザーク。とんできたのか?」 「当たり前です! シンもすぐに」 絵から目を離した兄が机を回りこんで庭を見る。 ゆっくりとした動作にイザークは内心舌打ちした。問い質したい事が山程あるのに、兄ははやるイザークの気勢を削ぐのに長けていた。 「当然だろう。『見聞を広める為にアプリリウス滞在中』と連絡を寄越したのは誰であったかね」 イザークもつられて部屋から見渡せる庭を見る。家出同然で出奔したシンが、空賊に弟子入りしている、などと言うことが公になるわけにはいかない。当然、この大事に帝都にいないことは許されない。 「言いたいことは分かっているよ。元老院どものことだろう」 「・・・はい」 「皇帝暗殺の疑いで元老院議員を全員逮捕した。事実上、元老院は解散だな」 皇帝暗殺の疑いだと?! 奴らがそんな度胸のある事をするものか。 喉まで出掛かって、イザークは拳を握り締めた。急死ではない、明確な他殺。その犯人を巡って帝国は揺らぐだろう、そのリスクを差し引いても兄は犯人を吊し上げた。 なぜだ。 「皇帝1人死んだ所で帝国は揺るぎはせんのだよ」 まさか・・・兄上。 振り向いた兄の瞳が昼の光を差し込んで琥珀色に光る。家族が減った事実を前にして、こうも平然としていられる男をイザークも見つめ返す。真意の読めない兄の心の奥底を覗いてみたいと、このとき初めて思った。 アプリル反乱の兆しと連邦との緊張が高まるこの大事な時期に、なぜ父上は殺された。 他ならない、息子の手に掛かって。 それが帝国の為だと言うのか。 「せめて盛大に送ってやろうではないか」 お前が殺ったのだろう! 皇帝の座を手に入れるために、自らの父でさえ手に掛けるのか。イザークの青い瞳は氷よりもなお冷たい光を宿して、目の前の男に視線を返した。 「そんな事で親孝行できるならよいのですが」 言い捨てて主の変わったばかりの部屋を出ると、侍従長がイザークを待っていた。いつもの服に黒の腕章をつけている。 「殿下、シホがお待ちでございます」 言葉少なくほとんど感情を露にすることもない、この肉付きのよい男はどう思っているのだろう。ふと、そんな事を思ったが、私情を口に出すはずあるまいと、止めかけた足をそのまま踏み出して歩き出す。 「そうか、すぐ行くと伝えてくれ」 「承知いたしました」 旗という旗は黒く半旗となり、帝都は鎮魂に沈んでいた。 と言えば、少し大げさだろうか。 国民には必ずしも優しい皇帝ではなかった。アプリルを始め周辺諸国を併合した武断の皇帝というのが恐らく彼らの印象だろう。だがそれでも、帝国にとっては比類なき皇帝であり、帝国の強さの象徴でもあった。 後継者がなかなか決まらない程君臨していて、歳を取って威光に陰りが見え、ようやく代替わりが行われるかと言う矢先の出来事だった。 イザークは個人的に所有している小型飛空艇を自ら駆って、帝都の空路を急いでいた。銀色に光る白いボディに水色のラインの入った飛空艇は一見、帝都の貴族達が所有しているプライベートリムジンのようでいて、中身は全く違うもの。シホから受け取ったものを手に、建物の間をすり抜ける。 「確かに・・・皇帝が死んでも帝国は止まらない」 悲嘆にくれるけれど、人々は止まらない。 何事もなく帝都には日が昇り、経済活動が動き出す。市場で売買が始まり、建物を覆う緑は花を咲かせる。 「シンが戻ってくるまでか、時間がない」 帝都の中央部から少し外れた高い建物で飛空艇を降り、イザークはとても帝国の王子とは思えない格好をして建物の中に消える。振る舞いや滲み出るオーラが只者じゃないと暴露してしまっていたが。 昇降機を操作しようと手を伸ばした時、突然、所内にサイレンが響き渡った。 緊急性を告げるそれは、明らかに何か良くないことが起こった証でイザークはすばやく辺りを見回した。 そう言えば、警備の者はどうした? 本来なら各階に配置されているはずの警備担当者がいない。どこかの企業、高級住宅ならともかく、ここは帝国でも最高機密を扱う種石の研究所なのだから。シホから手に入れた研究所の極秘キーに何か不首尾でもあったのかと一瞬頭を過ぎったが、ディアッカとは違い彼女は優秀だ。 ミスがあるとは思えない。 だとしたら、自分以外の誰か・・・そう思い当たった所で、バタバタと走る足音が聞こえてきた。近づくにつれ、微かな鎧の音を聞きつけ眉を寄せる。 なぜ、帝国兵が? フェイスまで。 見つからないように咄嗟に物陰に隠れて、その場をやり過ごすと彼らの口走ったことが頭を巡る。 どうやら招かれざる者が俺以外にもいるようだ。 侵入者を探せ、生きて返すなと指示を出していたフェイス。物騒な事だと昇降機に乗り、最上階を目指す。狙いが同じものだとしたら、ぐずぐずするわけにはいかなかった。 シホに渡された2枚の鍵の残りの鍵を取り出して、目的の部屋に入った途端イザークは唖然とした。 先を越された・・・か。 物音を立てないように部屋の中を動こうにも、こう物が散乱していては無理と言うものだ。床やデスクには書類が散乱し、書棚は荒らされ、引き出しという引き出しが開いていた。家捜しでもここまで派手にはやらないのではないか。 その中で、目に付いた書類を拾い上げる。 人工種石の硬度に関するデータ。 人工種石の耐久性に関する考察。 シード最大容量を決定付ける要素。 グラフと表が載っている書類のタイトルにそう記されていた。曲線と細かい数字の載った紙を数枚捲って、散乱したものが山のようになっている机の上に置いた。 「まさか、人工種石とは」 一度は手にした王家の証、黄昏の種石はジョージ・グレン王が大陸の覇業を成し遂げる原動力となった神授の種石の一つだった。当初、イザークが知っているのはそれだけだったのに、ラクス達が王墓へと出向き、第8艦隊が消滅したことでまた別の種石の存在を知らされた。この調子なら覇王が持っていたとされる3つの種石の残りの一つもどこかにあるのだろう。 過去の遺物はただの伝説だと思っていたが、その力を目の当たりにして思うのだ。 世の王が欲しがらないはずがない。 だが、手に入れさえすれば即使えるものではないということも、第8艦隊の件で当たりを付けていた。なんらかの制御が必要なのだ。おそらく通常のシードを含んだ石とは比べ物にならない量のシードを溜めている。魔法を扱うのとは違う、何か別の制御法があって、覇王はそれを知ったから大陸を統一できた。 研究所が開発しているものは、そんな所だろうと考えていたのに。 ここで行われていたのは種石を制御するのではなく、制御できる種石を作り出す事だったのだ。 崩れそうな書類の山を掻き分けてみるが、同じような報告資料ばかり。 イザークはため息をついて部屋を改めて見回す。荒れ果てた光景には、かつての恩師の部屋を髣髴とさせるものは何もなかった。 「狙いは人工種石、それとも・・・」 ドクター・クルーゼなのか。 イザークの中でクルーゼはそのような大それた事をしでかす人物ではなかった。いつも落ち着いていて、やや慇懃と取れるほど冷静に物事を観察する目を持っていた。 現実的だったのだ。 イザークの思いついた歴史に隠された真実に耳を貸してくれることはあっても、覇王の遺産の軍事転用を実行に移すことなど有り得ない。 何かがイザークの知らない所で起こっている。 それは父の死であり、人工種石の研究も、だ。 イザークはそのピースの間を埋める決定的な何かをまだ手にしていない。 ドクター・クルーゼや兄なら、それを持っているというのか。苦虫をかみ締めるように顔を顰めて、拳を握る。 また、あの時と同じだ。 「どこにいる、ドクター・・・」 手に入れなければならない。 それもできるだけ早く、手遅れにならない内に。 倒れたスタンドをおこし、割れた本をいくつか拾って書棚へと仕舞う。自分が立てた音以外が耳に届いてイザークは部屋の入り口を見た。 紙が踏みしめられる音。 「探しているのは、私かな? 殿下」 適当に散乱したものをどけて、デスクの椅子に腰掛ける最重要人物は、相変わらず変な白い仮面で顔の上半分だけを隠して唇の端を上げた。対して、イザークはほとんど本のない書棚に腕を組んで凭れている。 得体の知れなさが増大していた。 兄とは根本的に違う不気味さは目が見えないからだと、まだ学業に従事していた時分は無理やり納得していた。 「さて、ご用件は何かな? このように散らかっていて殿下をお迎えするには心苦しいが」 目の前の男の一挙一同から伝わるのは明らかな壁なのだ。 彼は目の前に帝国の王子が居るというのに、畏怖もなければ動じる所もない。表面上は敬う言葉遣いだが、本当に心からそう思っていれば自然と空気が変わるものだ。 イザークとて無駄に王子として帝都の中枢で生きてきたわけではない。 それくらいの判別はつく。 俺は取るに足らない存在ってことか? だが、自尊心に縛られるわけにはいかなかった。 「人工種石は完成しているのか? そんなものを作って何に使う」 この研究所に侵入した者の狙いもそれだ。 それを知る人物か、現物を探しているに違いない。 「聡明な君が分からないかな?」 「帝国は今でも大き過ぎて、辺境に目が届かず軋みが蓄積している。大陸全土を統一して軋轢を抱え込むのは懸命じゃない」 「よろしい。統治者として合格だ」 「お褒め頂き、ありがとうございます」 小さい頃はこんなやり取りを良くしたものだ。 入れ替わり立ち代り講義をする帝王学講師の1人、授業でともすれば熱くなり理想を追うイザークを嗜めたのも彼だった。 「ではなぜ、種石の力を今になって求めるのです。帝国にとってそれは絶対必要な力ではない」 ドクターは背もたれに凭れていた身体を起こして、デスクに肘を突いて頭を支えた。 少しの沈黙が降りる。 「歴史が繰り返すからだ」 「・・・歴史?」 大陸に現れては消えていった数多くの国家達。現在の2大国家睨み合いは比較的長く続いている方ではないだろうか。歴史が繰り返すならば、このあと訪れるのは小国が乱立する群雄割拠の時代か、巨大な統一国家か。 兄はプラントによる大陸統一を考えているのか? それは有り得ないと即座に否定しつつも、まさかと言う不安がどうしても拭えない。 「始まりは7年前」 何っ! 銀色の髪が広がった。 温めていた書棚からイザークは背を離し、ドクター・クルーゼを見る。 どういう意味だ。 7年前。それは弟を1人失った時。偶然か、それともあの争いに種石が絡んでいた・・・。 イザークは一瞬、頭の中が恐慌状態に陥った。ただの跡目争いではないという情報が追加されただけで、幾つも構成を変えて推測が出来上がっていく。青い瞳は仮面のドクターを映していたけれど、現実には捕らえていない。歴史に埋もれた真実を捉えることに必死になっていたのだが。 くそっ、あと一歩届かない。 「君はもう王宮へと戻ったほうがよいのではないかな」 ドクターの声が、もどかしさに悶えそうになったイザークの意識を現実に引き戻した。 「賊にも逃げられてしまったようだし。殿下からも、もう少し警備を増やしてもらえるよう進言して頂けないかな」 人工種石を狙うのは反帝国レジスタンスか、アプリルか、連邦のスパイか。 どちらにせよ帝国にとって好ましくない相手であり、イザークが否やを唱える理由はなかった。ドクター・クルーゼに飛空艇を泊める所まで付き添われ、研究所を後にする。 「もうすぐイザークがそこへ行くぞ、ギルバート」 クルーゼの独り言は誰にも聞かれることなく、彼は踵を返した。 こんな時でもなければ王宮の聖堂が隅から隅まで磨かれることはない。 3番目の王子が亡くなった時以来で、王宮の聖堂では着々と皇帝パトリックの為の葬儀の準備が進められていた。皇帝の貴色である紫の布で覆われ、香が焚かれ、いつしか王宮全体がその香りで満ちていた。 イザークは纏わり憑く香りに死の匂いを感じて、王宮の自分の宮にとって帰すとそのまま王宮の別の建物へ足を向ける。ずっしりとした木の扉を二つも開けた薄暗い部屋の匂いの方が、たとえかび臭くともイザークには馴染みのあるもの。 明かりをつけると奥が見えないほどの部屋にはぎっしりと書物が詰まっている。 帝国の歴史がそこにある。 帝立の図書館にもかなりの蔵書があるが、ご禁制の記録はここにしかない。 「歴史は繰り返すだと?」 上等だ。 ならば、真実をこの手で掴んでやると、イザークは過去の海へと飛び込んだ。種石の記録、覇王の記録、時間がないからその二つに絞って書物を漁る。こんなに本に埋もれたのは久方ぶりだと軽い感動を覚えていた。 公式記録の次に民間伝承を集めた書物に手をかけた時、王宮の官吏が自分を呼ぶ声が聞こえた。気がつけばかなりの時間が経っていて、長時間姿を晦ます事の失態を悟った。 一瞬、引っ張り出した本を元に戻そうかと考え、自分以外にここに入るものは居ないだろうと推測して蔵書室を出る。途中の頁で開きっぱなしになった革張りの書物がアラバスタの机の上に広げられていた。 しかし、自分が呼ばれている理由が単に行方が分からないからではないことを、イザークは兄のギルバートの口から聞かされた。 アプリリウスの南にアプリル復興艦隊が集結しつつある。 皇帝の死に動揺する帝国の隙を突いてアプリリウスを奪還するのか、先頭に立つのは空中都市の侯爵バルトフェルト。用心深く様子を伺っていた奴が動くなら、勝算ありと踏んでのことなのだろう。 「皇帝崩御の時を狙うとは、人道にもとる!」 「このような時だからこそなのだよ」 分かっている。分かっているが、怒りが収まらない。 冷静になれと強く心の内で念じて、自らのやるべきことを弾き出す。 アプリリウスを統治する執政官としてすべき事。 プラント帝国治世の安定にこの決起が与える影響を。 「例え反乱軍を1人残らず殲滅したとしても、このような反乱を見過ごしたというだけで帝国の負けです」 表情の動かないギルバートも微かに頷いた。 「こんな時ではあるが、鎮めてくれるな」 「分かっております」 「第8艦隊を穴埋めする為に急遽編成を進めていた第13軍がある。急造だが、持って行くといい」 イザークは軽く頭を下げる。 兄やドクターが何を考えていようとも、自らにできることをするしかないと瞳を閉じる。降りかかる火の粉を払わなくてはイザーク自身身動きが取れない。 父の葬儀に出席できないことが心残りだったが、弟の葬儀を思い出して、あんな思いをするのはもう勘弁だと自らを奮い立たせた。 イザークが自分が指揮を取る第3軍と第13軍を伴って帝都を出る日、シンが父の死を知ることとなる。 ディアッカに見上げられて、シンは浅い呼吸を繰り返していた。 どういう事態になっているのか、説明されなくても分かっている。子供子供と甘やかされたシンにだって、ここでシンが取るべき行動は決まっている。 それが分かっていてもなお、ディアッカに返事ができない。 「あっ、でも、俺、まだ」 何もやってない。 あんな野菜のモンスター倒しただけで、他には何も。 だけど、父上が。 でも、空賊としてまだ全然。 「いいからお前は帝都へ戻れ」 肩に手を置かれて、反射的に横に立つ人物を見上げる。 アレックスを見るシンは、泣く寸前をギリギリ耐えてるような顔をしていたに違いない。口にした彼の名が震えた。 「アレックス」 「父親との別れだろう。息子が傍に居ないでどうする」 立ち上がったフェイスの鎧の音が鳴る。 押し出されるように礼拝堂の扉へ数歩進むと、ディアッカが付き従った。自分の足音、鎧の音、どれも小さく耳に届いて足がちゃんと床についているかどうか分からなかった。 どうしてここで後ろを見ようと思ったのだろう。 もうここには戻れないのに。 冒険はこれで終わりなのに、シンは振り返ってしまっていた。 ―――あ 目が合う。アレックスが去る自分をじっと見つめていた。彼のエメラルドの瞳が揺れているように見えて、シンは思わず視線を逸らしてしまった。 「殿下、お急ぎ下さい」 ディアッカに促されて、足早に礼拝堂を出ると霊峰に吹き付ける冷たい風が頬を切る。飛空艦隊がそこに控えているのを見て驚愕した。ここは飛空艇が飛べない山だと聞いていたのに、ディアッカは飛空艇で乗り付けているのだ。 シンを見送りに来た者は誰も居なくて、自分がいかに皆と相容れない存在かを思い知った。マルキオ教の霊峰を見下ろして零れそうになる涙を堪えている時、シンはイザークが帝都を発ったことを知らなかった。 勿論、シンの居なくなった礼拝堂でマルキオ教の教祖がラクスに種石に対抗する切り札の存在を明かしているなど知るはずもなかった。 「覇王の遺産は種石だけではありません」 突然舞い込んだ皇帝崩御の知らせに、ここまで来た目的を一時的に失念していたラクス達は、教祖の声に我に帰る。 「それは・・・一体!?」 繋がった希望の糸にラクスでなくても身を乗り出した。 「覇王は3つの種石と一振りの剣を残したのです。覇王の剣を」 降って沸いた剣の存在に、皆戸惑った。 種石はあの小さな石の中に未曾有のシードを持つ未知の物体であるのに対し、それに対する切り札が剣とは。 「今のあなたにお話するべきか迷いますが、それをどう使うかは殿下がよく考えて下さい。ラクス・クライン殿下、覇王の剣は種石を砕くことができるのです」 戻る 次へ 念願のイザークオンステージです。でも、思ったほど動かせなくて残念、いつかリベンジを。
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作品名:ナ行のSF・ファンタジー系アニメ作品のうち、2010年5月以降で完走した(またはリアルタイム鑑賞中の)作品の全リスト。 ※「参考作品(一般アニメ)」:SF要素は特にないと思われる一般アニメ ※巨大ロボットアニメ、ならびに巨大メカ関連の参考作品として記載したアニメについては「巨大ロボットアニメ」を参照 キャストは後日追加予定 ※キャスト記載は原則的に8名以内に厳選。 ※キャストの注記 <主>:主人公 <パ>:主人公の異性のパートナー <仲>:その他の仲間 <敵>:敵 <ラ>:非戦闘系作品における対抗者(ライバル) <他>:その他 ※キャストの色 青色:男性 ピンク:女性 <SF映像作品リスト> SF映像作品リスト01( - 1999年) SF映像作品リスト02(2000年 - )巨大ロボットアニメとその関連作品、SFファンタジーアニメと一般アニメ(参考掲載)、特撮作品 <巨大ロボットアニメリスト> 巨大ロボットアニメリスト(ア行) 巨大ロボットアニメリスト(カ行) 巨大ロボットアニメリスト(サ行) 巨大ロボットアニメリスト(タ行) 巨大ロボットアニメリスト(ナ行) 巨大ロボットアニメリスト(ハ行) 巨大ロボットアニメリスト(マ行) 巨大ロボットアニメリスト(ヤ行) 巨大ロボットアニメリスト(ラ・ワ行)主要参考作品リスト(特撮・ウルトラマンシリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・仮面ライダーシリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・スーパー戦隊シリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・メタルヒーローシリーズ) <SF・ファンタジーアニメリスト> SF・ファンタジーアニメリスト(ア行) SF・ファンタジーアニメリスト(カ行) SF・ファンタジーアニメリスト(サ行) SF・ファンタジーアニメリスト(タ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ナ行)西の善き魔女(2006-) ニニンがシノブ伝(2004-) ノエイン もうひとりの君へ(2005-) ノラゲキ!(2011-) SF・ファンタジーアニメリスト(ハ行) SF・ファンタジーアニメリスト(マ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ヤ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ラ・ワ行) <◆ナ> <◆ニ> ◆西の善き魔女(にしのよきまじょ) 媒体 TV・アニメ 時期 2006 4/8- 作品の長さ 13話 / 計5.2時間 ◆ニニンがシノブ伝(ニニンがシノブでん) 媒体 TV・アニメ 時期 2004 7/XX- 作品の長さ 12話 / 計4.8時間 <◆ヌ> <◆ネ> <◆ノ> ◆ノエイン もうひとりの君へ(ノエイン もうひとりのきみへ) 媒体 TV・アニメ 時期 2005 10/11- 作品の長さ 24話 / 計9.6時間 ◆ノラゲキ!(ノラゲキ!) 媒体 OVA 時期 2011 4/7- 作品の長さ - / 計0.4時間 <◆参考作品(一般アニメ/ナ~ノ)> <◆参考作品(特撮/ナ~ノ)>
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ファンタジア クレス チェスター クレス 出現条件:最初から開放されている 術技 LV ガルド 術技名 A・CC 属性 説明 1 - 魔神剣 10 - 強力な衝撃波を飛ばし、前方の敵をなぎ払う 1 - 閃空裂破 10 - 打ち上げた敵を強烈な突きで吹き飛ばす 10 5000 秋沙雨 10 - 目にも留まらぬ連続突きを放ち、トドメに敵を斬り上げる 20 10000 次元斬 20 光 敵を打ち上げた後に強烈な一撃で叩き落す 30 30000 虚空蒼破斬 20 光 強力な闘気の渦を発生させ、周囲の敵を斬り刻む 50 60000 空間翔転移 30 光 空間を超越した連撃を加え、最後に敵を斬り上げる 1 3000 襲爪雷斬 20 雷 空中から落雷と共に件を振り下ろし、電撃で周囲を攻撃する(空中術技) 1 10000 冥空斬翔剣 0 - 強力な闘気をまとい、全身全霊の連撃を叩き込む(秘奥義) 魔神剣の攻撃範囲の広さ、虚空蒼破斬の敵を引き寄せる効果などが便利。 ガードクラッシュを持つ技は閃空裂破。 秋沙雨は襲爪雷斬に繋げるのに便利。 秘奥義は挟範囲をわずかに前進する。あまり敵が遠いと当たらない。 チェスター 出現条件:ストーリーモード クレス編クリア 術技 LV ガルド 術技名 A・CC 属性 説明 1 - 紅蓮 20 火 炎の矢を放ち、前方にいる敵をなぎ払う 1 - 轟天 20 雷 矢が直撃した位置に雷を落とす 10 5000 衝破 20 土 大地に矢を撃ち込み、その衝撃で敵を攻撃する 20 10000 震天 10 - 闘気の渦を起こし、巻き込んだ敵を矢と共に打ち上げる 30 30000 大牙 30 - 渾身の力を込めた矢で前方の敵を蹴散らす 50 60000 屠龍 20 - 巨大な闘気の塊を撃ち出す 1 3000 鷲羽 20 風 空中から闘気を帯びた強力な矢を放つ。連続で撃つ事も可能(空中術技) 1 10000 天威浄破弓 0 雷 無数の矢を同時に放ち、巨大な闘気に包まれた矢でトドメを刺す(秘奥義) トップクラスの攻撃判定の長さ、範囲の広さを持つ。 大牙のガードクラッシュ効果、轟天の仰け反り効果など補助向きな術技が揃っている。 攻撃してA・CCを溜めて震天を連発して敵を巻き上げるだけでhit数が稼げる。 秘奥義は〆に吹き飛ばしてしまうので連携には不向き。
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ファイナルファンタジーVII(召喚) ゲーム概要 FF7の召喚魔法は、マテリアを装着する事で使用可能となる。 戦闘中、決められた回数しか使えず、ABPを入手してレベルを上げることで使用回数が増える。 またマスターにするとマテリアが分裂する。 全ての召喚マテリアをマスターにすると、全ての召喚魔法を一つのマテリアで使えるようになる「マスター召喚」が入手可能。 余談だが最強召喚獣「ナイツオブラウンド」の破壊力と約1分の長いムービーは語り草となっている。 シヴァ その他画像 使用技 ダイアモンドダスト:敵全体に冷気攻撃。 備考 アンダージュノンの少女、プリシラから貰えるマテリア。 今作のシヴァはポニーテールである。 名前 コメント ⇒ファイナルファンタジーVII
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ファイナルファンタジーレジェンズ 時空ノ水晶 ファイナルファンタジーレジェンズII ファイナルファンタジーレジェンズII 時空ノ水晶 機種:iOS, And 作曲者:水田直志 開発元:マトリックス 発売元:スクウェア・エニックス 発売年:2015年 概要 ジャンルは「時を駆けるRPG」。 2010年に携帯アプリで展開された「ファイナルファンタジー」シリーズの外伝タイトルである『レジェンズ 光と闇の戦士』の系譜となる作品。 基本無料のソーシャルゲームのスタイルを採用していた。 前作同様作曲に水田直志氏を起用している。 youtube限定でオリジナルサウンドトラックが無料配信されている。 2016年11月10日に大型アップデートを実施し、『ファイナルファンタジーレジェンズII』としてリニューアルされた。 2017年10月31日にオンラインによるサービスが終了。 代わってデータ切り落とし・追加課金なしの有料ダウンロード版である『ファイナルファンタジーレジェンズII 時空ノ水晶』が配信された。 収録曲 曲名 補足 順位 ウェスタ 現代:西都ウェスタ等 時の狭間 時の狭間 2015年472位 今を生き延びて 現代:通常戦闘 2015年237位 ナバルの町 現代:ナバルの町 魔法都市 -Mysidia 古代 大聖堂 古代:ミシディア大聖堂 中世 -The Middle Ages 中世 伝説の地にて 古代:通常戦闘 不死王城 中世:不死王城 破壊神バハムート カオス戦 エルヘイム 中世:エルヘイム 仲間たち 不死王 不死王のテーマ ウェスタ城 中世:ウェスタ城 立ち塞がる脅威 ボス戦 2015年510位 辺境の里 中世:ラ・スザクの村 未来 -What lies ahead 未来 つかの間の休息 Prelude of Legends クリスタルのテーマ 窮地 現代 -The Departure 現代 心奮い立たせ シェルター 未来:生活モジュール等 エモの歌声 未来への戦い 未来:通常戦闘 アジマ 中世:アジマ城下町等 滅びのさだめ バブイルの塔へ 現代:バブイルの塔戦闘 ミシディア宮殿 旅立ちの決意 幻石召喚 幻石召喚 幻獣界 幻獣界 はびこる魔物たち アガルト 現代:アガルト砦等 FINAL FANTASY LEGENDS 次回予告 全時空、揺るがす決戦 ラストバトル 遥か時を超え… エピローグ Timeless Tomorrow 主題歌歌 Lia PV オリジナルサウンドトラック#1
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絆 シンは肩を掴まれて、ハッとした。 目の前のカガリの雰囲気がガラッと変わったのだ。侵入者に対するそれは明らかに攻撃的なもので、今にも魔法をけし掛けそうだった。 「ちょっ、待っ」 シンが言い終わるよりも早く、正体不明の男がカガリを制していた。いや、と言うより盾にされたのだと、目の前のフェイスの鋭い視線で理解した。シンよりも頭一つ高い所にオレンジ色の髪が揺れていて、随分と引き締まった背中をしていた。 「実は俺もそこを通して欲しくてね、どいてくれないか?」 「貴様、何者だ」 フェイスと牽制し合っている。 「お前達の呼び名で言えば、所謂、賊って奴」 「そうか、研究所に忍び込んだ賊とはお前のことだな。今度は王宮にまで・・・そんな奴をむざむざ見過ごすと思うか?」 硬い表情のカガリが剣を抜き、シードが漂い始めた。 ため息を付いた賊は面白がっているのか、肩を竦める。伸びてきた腕に首を絞められていた。苦しくはなかったけれど、何の抵抗もできずにあっさりと捉えられてしまったことが無性に恥ずかしかった。 「だからこうして人質をとっているわけだ」 「卑怯な・・・」 「でも、この王子様も外に出たがっていたみたいだし、俺達利害が一致してるんだよね」 そうか。 こいつを上手く利用すれば俺も外に出られる。 見下ろす緑色の瞳にウィンクされ、一瞬ドキマギしてしまった。 少し、アレックスに似ているかも。 そんな事を考えていると、この男が前に歩き出した。引きずられるように1・2歩、歩いてしまって、慌てて足腰に力を入れた。首には相変わらず賊の腕が回っていて、ちょっと上向きに天井を見て歩く羽目になってしまったけれど。 「ごめん、フェイス・カガリ。俺、やっぱりどうしても、行きたいから」 この後、彼女がどうなるか分からないシンではなかった。でも、ここは譲れない一線だったから、賊の手を使ってでも外に出たかった。 「いやあ、言いたいことが伝わったらしくて俺は嬉しい」 じろりと睨みつけるカガリの瞳がシンを見ていたのか、横の賊を見ていたのか分からなかった。しかし、シンはまんまと秘密の抜け道から王宮の外に出ることに成功していたのだった。 外に出たとは言っても、一旦王宮の外に出た後すぐにまた地下へと逆戻りしてしまっていた。皇帝崩御の帝都はいまだ多くの帝国兵が警備に当たっていて、そう易々と外を歩けるはずがなかった。 「って、何でまだいるんだよ!」 ガチャリと鳴るのはカガリだけのフェイスの鎧。 「ついていかないとは言っていない」 「フェイスマスターと言っても、案外暇なんだな」 キッと彼女の冷たい視線が賊を捕らえる。 「どんなに殿下が後先考えないお方だとしても、お守りするのが目下の所、私の役目だ」 「おいおい、仮にも主人だろ?」 「そう思いたい」 がっくりと力を抜くカガリ。いかにも、『こいつはもうどうしようもないアホだ』と瞳が語っている。シンは意外とお堅いだけじゃないのかもと思って、目の前に広がる地下宮殿を見渡した。 「えっと・・・」 「俺はハイネ」 「えっと、ハイネさんはここが―――」 「ハイネでいい」 「じゃあ、ハイネ、・・・。ここがどこだか知っているのか? 俺は初めてなんだけどさ」 古い柱が幾つも立ち並び、気のせいがピタピタと何かが歩く音が聞こえる。声は延々反響して、水の雫が落ちる音まで遠く聞こえた。 「ここは地下宮殿だ。どこかの草原に出るといわれているが、悪い、俺も初めてだ」 地下宮殿か。 シンは、初めて帝都の地下にそんなものがあることを知って、また一つ、自分の無知を呪った。けれど、めげている場合ではない。 「カガリは何か知っているか?」 「私も初めてだ。地下宮殿のことは聞いていたが」 誰も知らない地下宮殿を抜けて、兄のいるアプリリウスまで行かなければならない。まずはここを抜けて地上へと出なければ。時間に背中に押されて歩き出す。 「こっちだ」 手を上げた先に出口があるなどとは知りもせずに、見えない道を探して迷宮に踏み込んだ。最も、威勢よく歩き出したのは最初の数分のうちで、すぐに道なき地下の道を走り回る羽目になっていた。 何かがいるのは分かっていたのだ。 妖しげな足跡や毛物の息遣いや方向を狂わせる微かな音。 「前に出るなっ!」 対面してしまった猛獣は勿論のこと蝙蝠一匹にまでカガリが前に出て剣を振ってシンを守る。だが、おとなしく守られるシンではない。 「バカにするなっ、俺だって」 アレックス達と一緒に危ない橋を何度も渡ってきたんだ。 剣を抜いて、蝙蝠の大軍に切りかかる。 「自分の身くらい自分で守れるっ!」 「だからって、率先して突っ込むなっ」 初めての洞窟で蝙蝠を相手にした時に比べれば、随分易々と切り落とすことが切るようになった。一通り倒して静かになった地下宮殿で、シンはカガリと向かい合っていた。 「俺だってこれくらい相手にできる」 「なるほど。王宮では猫を被っていたんだな。空賊ごっこは楽しかったか?」 確かに見習いだったさ。 本当は王子で、本物の空賊にはなれっこないさ。 けど、アレックスについて、ステラと一緒にミーアに魔法を教わった。ラクスやキラと知り合って、帝国の外の歪を知った。洞窟や砂漠、森、荒野で過ごした日々はシンにとってかけがえのないものだった。 「楽しかったよ。生きてるって感じがした」 「それは良かったな、殿下」 「けど、あの時間がなかったら、今の俺はいなかったと思うんだ」 亡国の王女は故国を取り戻すのに必死だった。 過去の屈辱を超えて彼女を無言で守る元将軍。 帝国にも王国にも属さない空賊の視点。 力のない少女の純粋な言葉。 皆、本当に色々な事を考えていた。 まあ、ステラは別として。いや・・・・・・アレックスもだけど。 「俺には何もできないって思っているみたいだけどさ・・・」 討伐軍を止める事はできないかもしれないけど、じっとしていられない。 「ちょっとでも可能性があるんだったら、それに賭けてみたいと思うだろ?」 カガリは厳しい顔をしていた。睨み付けられていると思うほど。 「子供の感傷だな」 「アンタ、なんで俺のこと守ってくれるんだよ、兄上に言われたからか?」 警護を仰せつかったと言っていた。 けれど、それだけでこんな地下宮殿の突破まで付き合う必要はないはずだ。 「はい、そこでスト―――ップ。いつまでも立ち話している場合じゃないだろ?」 シンとカガリの間にはいってぐいっと二人の頭を遠ざけたハイネ。 初めは茶化すような顔つきだったのが、きっと引き締まって後ろを見るように瞳を動かした時、地下宮殿の奥から空気が震える音がした。 3人の目が集中する暗がりに大きな目玉が浮かんでいた。 戦闘の準備をする間もなく、氷のつぶてが飛んできた。そして、急に身体が重くなった。 マントが宙を舞って、自由に動けるカガリが剣を手に舞うが相手には少ししかダメージを与えられない。どんな魔法なのかシンは足が鉛のように重くなって一歩を動くのがやっとだった。 「こいつは、少々やばいかな?」 ハイネが大剣で援護するが、やはり効き目が薄い。 しかし目玉の怪物は、次々に魔法を繰り出して、シンは声が出なくなっていた。 あんなに張り切って自分の身くらい自分で守れると言った手前、恥ずかしいったらありゃしない。持ってきた数々の薬から目当てのものを探す。そうする内にもカガリとハイネが目玉に飛び掛っていた。 「避けろ、フェイスッ!」 唯でさえ寒い地下宮殿の床が一斉に凍りつく。シンの剣も持てないほど冷たくなっていた。ハイネは剣を放り投げて、魔法攻撃の為にシードを集め始めていた。 その間、カガリが1人で目玉の相手をする。魔法を剣で弾き、隙を見て剣を叩きこむ。 戦う姿はやはりどこか、キラを髣髴とさせる。 シンは自分の金縛りをなんとかして解いて、自分も攻撃魔法を掛けるべくシードを集め始めるが。 ハイネのほうが一瞬早かった。 「お前達、一緒に消し炭になるなよっ」 「フェイスに向かって何を言う!」 ハイネが叩き込んだ炎の魔法が目玉を蒸発させていた。 部屋の氷も一緒に消えてなくなり、地下宮殿は先程と同じようにひんやりとした地下特有の空気に包まれる。 「そこのフェイス。さっき、凍結魔法を喰らっただろう」 周囲の安全確認をしていると、ハイネがやおらフェイスのカガリに声を掛けた。凍結魔法とは、さっきの目玉の怪物が部屋全体を凍らせた魔法のことだ。 「女性は身体を冷やしちゃいけませんってね」 「は?」 シンはハイネを見て、咄嗟にカガリを見た。 心なしうろたえているような顔。 まさか。 ハイネがカガリの凍えた鎧に手をかけると、泣く子も黙る帝国のフェイスマスターが慌ててその手を振り払っていた。 「さっ、早く鎧を取って。暖を取ろう」 「自分でやれるっ!」 ああ、そうか。 シンはキラの言葉を思い出した。彼にいるのは双子の『姉』だったのだ。 先程の目玉の化け物の凍結攻撃でカガリの纏っている鎧は凍り付いて、彼女の身体から体温を奪っていた。脱ぎ捨てた鎧は本当に冷たく、こんなものを着て動き回っていたのかと、シンは改めて炎の前に腰を下ろす女性を見た。 兄弟を陥れてまで、彼女は何を考えているのだろう。 片手で膝を抱え、もう片方は床に置いた剣の柄に手をかけている。暗がりでよく見えないが、二の腕から血が流れていた。 「コジャのランプがあってよかったぜ」 地下宮殿だっただけあって、調度品がそこかしこに散らばっていて、薪にするような木材の替わりにランプなら山のようにあったと言うわけだ。今はハイネが見つけてきたコジャという大昔のランプに火をつけてその周りに3人が腰を下ろしていた。 シンは片手に意識を集中してシードを集め始めた。 「手を出せよ」 いきなり話しかけられて驚いたのか、シンを見上げるカガリの瞳はまだ剣を宿していなかった。言われたことが理解できないのかぼうっと見上げている。 「だから、手」 「あ、ああ」 差し出されるよりも早く腕を引っつかんで、シンは零れるような淡いグリーンの光を傷口に落としていた。 「・・・殿下?!」 「俺が癒しの魔法を使えちゃ悪いかよ」 炎の向こうでハイネが笑っている。 「いや、そんな事はないぞ・・・」 「フェイスマスターから見れば俺なんて、ひよっ子にも入らないかもしれないけどさ。少しずつ色々な事ができるようになったんだ」 治療が完了したカガリの腕に傷跡はなく、乾いた血筋だけが残った。それを柄を押さえていた手で払って彼女はランプの炎を見た。 「私とて、最初からできたわけではないさ。痛い目にあって初めてその重要性に気がついた口だ」 女性だと認識してからは、シンにはカガリがキラに似ているとは思えなくなっていた。髪の色も瞳の色も違う。まっすぐに炎を見つめる瞳は、ラクスに従うキラと似ていると思ったけれど。何かが違った。それは雰囲気かも知れなかったし、ある種、ラクスのような悲愴な決意が感じられた。 「私はオーブ共和国の生まれだ」 「コスモス連邦に滅ぼされた?」 シンはぱっと思い浮かばなかったが、ハイネはすぐにその国がどこにあったのか分かったらしい。シンが物心つく頃には既に地図から消えていた国は、アプリル同様、交通の要所にあって、連邦に吸収された小さな国だった。 「私は殿下を利用しているだけかも知れないぞ」 「俺は別にいいよ。それに、実はちょっと嬉しいかも」 アプリルは滅ぼされてまだそう年が経っていないから復興の希望があるが、オーブはもう無理だろう。それに聞いたことがあった。 「アンタ、よく生き残れたな。オーブは連邦に細菌兵器を使われたって話だが」 疫病が流行り、穀物は枯れ、土地は死んだ。 そんな国家にどんな価値があったのか、コスモス連邦のやり方を疑う侵攻だった。 「弟と二人、運が良かったんだ。結局、その後の混乱で離れてしまったが・・・」 静かに話す彼女からは、かつてのような激情が感じられない。 空中戦艦でキラを殺したくてたまらない姿が嘘のようだった。 「どうして、キラを?」 「私は帝国軍に救助された。フェイスとなってアプリル侵攻に参加し、あいつはアプリルの将軍になっていた」 それだけを聞けば、兄弟が敵味方に分かれて再会する悲劇。 「やればなんだって私よりもできた。将軍にだってなれるだろう。けどな、アイツは、国にいる時は勉強も剣の稽古も本当に何もせずに、恋人を見殺しにした」 そこでカガリは息を継いで、膝を抱えていた手を変えた。 「許せなかった。どうして今頃になって、と」 きっと、キラが今、ラクスをあれだけ守ろうとするのは、守れなかった過去があるからなのだとシンは思う。いつも淡々として何を考えているか分からないけれど、危険が迫れば真っ先に剣を抜き、危険を排除する。屈辱に耐えても、アプリルの為に生き抜いていた彼。 だから、この人は、そんな弟を許せない。 そんな力があるのなら、どうしてもっと早く使わなかった、と。 「何もできないのは君だけじゃないさ。私も同じ」 「アンタは連邦に復讐がしたいのか?」 帝国の力を借りて? 「そのつもりなんだけどな。こんな所で何をやっているんだか」 ほう・・・。とカガリがため息を付く。 それは、帝都からちょっとは離れたであろう地下宮殿のどこかで、出口を探してさまよっている所だった。強敵を倒した安堵感からか、3人が一葉にため息をついた。フェイス・カガリのヘビーな身の上も合って、地下宮殿の一室は実にしんみりと時が流れていった。 シン達が地上に出たのはその後、3日も十分に地下宮殿をさまよった後だった。 「あー、久しぶりの地上だぜ」 出口は草原にあって、一面に広がる緑に閉塞感が吹き飛んでいく。頬を撫で、髪を揺らす風が心地よい。 「悪いことは言わない。殿下は帝都にお戻り下さい。この先は火傷ではすまない」 「分かってて言うんだな、フェイス・カガリ」 彼女が肩の力を抜いたのを見て、シンはそれを了承だと受け取った。 「で、どうやってアプリリウスまで行くつもりなのかな、王子様は」 「えっと・・・」 時間がないんだから、歩きってのはなしだ。 乗り合いの馬車もパス。 一番近い街で飛空艇の空路を行こう。 この際、変装でも強奪でもなんでもやってやる。 「隠していたわけじゃないが、賊は賊でも、実は空賊なんだ」 その一言にフェイス・カガリが眉をひそめてハイネを見た。彼女はいつの間にかフェイスの鎧兜をしておらず、眩しい金髪を陽の下に晒していた。ハイネのオレンジ色の髪とあいまってシンには実に眩しい二人だった。 「幸いな事に俺の飛空艇が近くにある」 同じ空賊でもアレックスはとことん厄介ごとに巻き込まれるのを嫌がったが、目の前の賊はそうでもないらしい。わざわざもっといい手段があると提案してきた。となれば、展開はお決まりのパターン。 「報酬なら言い値であげますよ」 「さすがはシン・アスカ・プラント殿下。太っ腹な事で」 帝国の西。集結する反乱軍と、帝国から出征した討伐軍が国境沿いに睨み合っている同じ空の下。シンはようやく帝都を抜け、イザークの元へと空を飛んだ。 同じ真っ青な空の下、セイバートリィが出発の為の準備をしていた。 ミーアやステラは既に乗り込んでいて、アレックスが飛空艇の確認とアンカーを外していた。ラクスは背後からアレックスに近づいて、手を休めたのを見計らって声をかけた。 「アレックス」 「これは王女様。もう少しで出発ですが」 機体の外壁をコンコンを叩きながらラクスに返事を返す。 「わたくしに反乱を止められると思いますか?」 「そう思っているから、わざわざ出向くのだろう。種石や覇王の剣まで持って」 アレックスの手は淀みなく機体のチェックを続け、緩やかに回転するエンジンの音を聞いていた。飛行色の青い光が漏れていて、少し暁の種石の色に似ていた。 「貴方にも、わたくしが力を求めているように見えますか?」 アレックスの手が止まる。 「見えないと言ったら嘘になるかな」 振り向いた彼にラクスはアスランを重ねていてた。 この胸の苦しさは、だからなのだと言い聞かせる。 「そうですか・・・でも、わたくしは」 「アプリル復興の為と言っても、本当に力があれば国が取り戻せるのか? 君は歌姫として有名だったのだろう?」 確信はない。 けれど、力がなければ国は取り戻せないのだ。歌では民を養えず、帝国軍から守ることもできない。 「アプリリウスで君が諸侯の前で歌う時、不思議と争いが自粛されると聞いた。俺なら別のことを考えるな」 ラクスは視線を逸らして、どこか遠い所を見つめるアレックスを見ていた。 何故だろう、次に発せられる言葉が頭に浮かぶ。 ほら、きっと彼はこう言うのだ。 「例えば大陸中に君の歌を流すとか」 あの日、あの時、届いた手紙に書かれていた。 世界中の人が君の歌を聞けば平和になるのに。 そうだ、僕は君の歌声を大陸中に伝える機械を作るよ。 あなたの口からその言葉を聞くなんて。 あなたは、誰? ラクスはそれ以上聞いていられなくて、目の前の男に尋ねたのが失敗だったと語気を強めて言った。 「いい加減にしてくださいませ。そのような戯言で平和になるわけないですわ」 「戯言ね。だから君は力を求めるのか」 「そうかも知れません。ですが、まだ起つにはこの力はあまりに未熟」 「そうだろうな。今決起しても、帝国にひねり潰されるのが落ちだ」 エンジンの調子を確認した彼が、翼を潜って、アンカーを外すべくコックピットに向かって手を上げる。 「ですから、早く向かわねば」 「だったら、俺と無駄話をしていないでさっさと乗ったらどうだ」 「言われなくてもそうするつもりですわ」 ラクスは入り口へと機体を回り込んた。飛び立つ準備をする彼を、見えなくなる寸前に一度振り返る。そこには何事もなくアンカーを取り外す作業をヨウランやヴィーノ指示している姿があった。 なんだか、無性に寂しくなって、足早にセイバートリィに乗り込んだ。 ラクスが乗り込んだのを見計らって、草を踏みしめて彼に近づく人物がいた。キラである。先程のラクスとアレックスの会話を彼はしっかり聞いていた。盗み聞きするつもりはなかったが、二人はいつもと変わらない声で話しているから、嫌でも耳に入ってしまったのだ。 それはキラにとって、これから、もしかしたら戦地となる所に行くかも知れないという時に、実に気になる会話だった。 「ちょっと確認してもいいかな?」 振り向いたアレックスが、足でアンカーを軽く叩いた。アンカーを引っこ抜こうとするヴィーノやヨウランに反対側を頼むと指示を出す。 「なんだ? 時間がないんだ、手短に頼む」 「うん。すぐ終わるよ」 キラは彼を連れ出して、セイバートリィから少し離れた所で足を止めた。 「どうしてこんなに僕達に協力的なのか、聞いてもいいかな?」 「・・・僕達?」 「ああ、ごめん。君に頼んでいるのはラクスだったね。まさか、王女に惚れちゃったとか?」 「そうだと言ったらどうする? お前」 アレックスが腕を組んで、唇の端を僅かに上げた。 ドレープのきいた白いシャツを着て、斜に構えると、彼は一見空賊に見えない。乱暴で粗野かと思うと、女性に対する完璧なエスコートを見せたりする。 ずっと気にかかっていた。 キャンベラを連れていることと言い、彼は唯の空賊ではない。深紅の空賊の名は知っていたし、高額な賞金が賭けられていることも知っている。何の理由も無しに手を貸してくれはずがないのだ。 「彼女を傷つけるものは僕が許さない」 彼は冗談でも、ラクスは違う。少しずつ、彼に対する態度が変わってきている。 いつか、目の前の空賊が障害になるかもしれない。そんな漠然とした予感がキラにはあった。 「そう気色ばむなよ、冗談だ」 「それで、僕の問いには何て答えるつもり? 報酬目当て?」 彼は笑いながら手を振った。そして、ふっとまた別の笑みを浮かべる。 「種石には俺も野暮用がある」 この話題はこれで終了だと暗に告げて身を翻す空賊がセイバートリィへと向かう。キラはその後姿を穴が開くほど見つめて、隠れた綻びを探すのを止めた。 戻る 次へ なかなか思ったように進みませんです。どんどん、長くなる~。日曜日中にアップできなかった、ガクッ。
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作品名:ヤ行のSF・ファンタジー系アニメ作品のうち、2010年5月以降で完走した(またはリアルタイム鑑賞中の)作品の全リスト。 ※「参考作品(一般アニメ)」:SF要素は特にないと思われる一般アニメ ※巨大ロボットアニメ、ならびに巨大メカ関連の参考作品として記載したアニメについては「巨大ロボットアニメ」を参照 キャストは後日追加予定 ※キャスト記載は原則的に8名以内に厳選。 ※キャストの注記 <主>:主人公 <パ>:主人公の異性のパートナー <仲>:その他の仲間 <敵>:敵 <ラ>:非戦闘系作品における対抗者(ライバル) <他>:その他 ※キャストの色 青色:男性 ピンク:女性 <SF映像作品リスト> SF映像作品リスト01( - 1999年) SF映像作品リスト02(2000年 - )巨大ロボットアニメとその関連作品、SFファンタジーアニメと一般アニメ(参考掲載)、特撮作品 <巨大ロボットアニメリスト> 巨大ロボットアニメリスト(ア行) 巨大ロボットアニメリスト(カ行) 巨大ロボットアニメリスト(サ行) 巨大ロボットアニメリスト(タ行) 巨大ロボットアニメリスト(ナ行) 巨大ロボットアニメリスト(ハ行) 巨大ロボットアニメリスト(マ行) 巨大ロボットアニメリスト(ヤ行) 巨大ロボットアニメリスト(ラ・ワ行)主要参考作品リスト(特撮・ウルトラマンシリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・仮面ライダーシリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・スーパー戦隊シリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・メタルヒーローシリーズ) <SF・ファンタジーアニメリスト> SF・ファンタジーアニメリスト(ア行) SF・ファンタジーアニメリスト(カ行) SF・ファンタジーアニメリスト(サ行) SF・ファンタジーアニメリスト(タ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ナ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ハ行) SF・ファンタジーアニメリスト(マ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ヤ行)ヨルムンガンド(2012-)(第2期)ヨルムンガンド PERFECT ORDER(2012-) 鎧伝サムライトルーパー(1988-) ~~~~~ ※円盤皇女ワるきゅーレ(2001-)(→巨大ロボットアニメリスト)※(第2期)円盤皇女ワるきゅーレ 十二月の夜想曲(2003-)(→巨大ロボットアニメリスト) SF・ファンタジーアニメリスト(ラ・ワ行) <◆ヤ> <◆ユ> <◆ヨ> ◆ヨルムンガンド(ヨルムンガンド) 媒体 TV・アニメ 時期 2012 4/10- 作品の長さ 13話 / 計5.2時間 ◆第2期 ◆ヨルムンガンド PERFECT ORDER. 媒体 TV・アニメ 時期 2012 10/9- 作品の長さ 13話 / 計5.2時間 ◆鎧伝サムライトルーパー(よろいでんサムライトルーパー) 媒体 TV・アニメ 時期 1988 4/30- 作品の長さ 39話 / 計15.6時間 <◆参考作品(一般アニメ/ヤ~ヨ)> <◆参考作品(特撮/ヤ~ヨ)>
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ファイナルファンタジーXIII-2 機種:PS3、360 作曲者:浜渦正志、水田直志、鈴木光人 開発元:スクウェア・エニックス、トライエース 発売元:スクウェア・エニックス 発売年:2011 概要 『ファイナルファンタジーXIII』の続編。PS3とXbox360で同時発売された。 作曲者は前作の浜渦氏に加え、鈴木光人氏と水田直志氏が参加しており、三者三様のバラエティに富んだ曲が収録されている。 また、ボーカルを用いた曲が多いのも特徴である。 2013年に続編にしてシリーズ完結編の『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』が発売された。 収録曲 曲名 作曲者 補足 順位 FINAL FANTASY XIII-2 オーバーチュア 浜渦正志 麗しき軍神 浜渦正志 FINAL FANTASY XIII-2 ~願い~ 浜渦正志 タイトル 女神の騎士 浜渦正志 バハムート・カオス戦など 第6回297位第7回410位第8回251位第9回451位2011年22位第2回スクエニ86位FF29位RPGバトル136位通常戦闘曲226位 永劫の闘争 浜渦正志 戦神 浜渦正志 時を超える矢 浜渦正志 パラドクス 水田直志 ジャイアントインパクト 水田直志 ゴグマゴグ戦など コクーンの無い世界 浜渦正志 疾走 水田直志 ビルジ遺跡AF300 第6回893位第7回646位第8回641位第10回271位第11回600位第12回550位2011年214位冬・雪・氷127位 ノエルのテーマ 水田直志 ネオ・ボーダム 鈴木光人 歌:ORIGA ネオ・ボーダム -Aggressive Mix - 鈴木光人 歌:ORIGA パラダイムシフト 水田直志 通常戦闘曲 名誉のファンファーレ 鈴木光人 グルービーチョコボ 鈴木光人 FINAL FANTASY XIII-2 ~未来~ 浜渦正志 ヒストリアクロス 鈴木光人 歌:ORIGA 2011年202位 衝突する世界 水田直志 歌:David Whitaker 不可視の侵略者 水田直志 歌:Aimee Blackschleger 不可視の侵略者 -Aggressive Mix - 水田直志 歌:Aimee Blackschleger ラストハンター 水田直志 通常戦闘曲 2011年116位掘り出し140位 祝福のファンファーレ 鈴木光人 戦いの軌跡 水田直志 ミッシングリンク 鈴木光人 ビルジ遺跡AF005 未来への追憶 水田直志 エクリプス 鈴木光人 歌:本田みちよ エクリプス -Aggressive Mix - 鈴木光人 歌:本田みちよ ホープのテーマ ~託す想い~ 浜渦正志 時詠みの唄 水田直志 壊れた郷 水田直志 ヲルバ郷 歌:Joelle 壊れた郷 -Aggressive Mix - 水田直志 ヲルバ郷(エンカウント時)歌:Joelle 時の迷宮 鈴木光人 予言の書 水田直志 カイアスのテーマ 水田直志 エトロの瞳 水田直志 並行世界 鈴木光人 並行世界 -Aggressive Mix - 鈴木光人 時空の狭間 鈴木光人 誓いの烙印 水田直志 限界突破! 鈴木光人 歌:Shootie HG スターティングオーバー 水田直志 サンレス水郷 歌:Joelle スターティングオーバー -Aggressive Mix - 水田直志 サンレス水郷 (エンカウント時) 歌:Joelle プリンをもってプリンを制す 水田直志 悠久の大平原 水田直志 アルカキルティ大平原 歌:Joelle 第7回917位2011年228位フィールド168位 悠久の大平原 -Aggressive Mix - 水田直志 アルカキルティ大平原 (エンカウント時) 歌:Joelle 逸楽の宮殿ザナドゥ 水田直志 ロデオdeチョコボ 徳差健悟 のるかそるか 水田直志 ミニゲーム145位 コンディションオメガ 水田直志 混沌の誓約者 水田直志 ユールのテーマ 水田直志 歌:Joelle シンクロドライブ 水田直志 アガスティアタワー 鈴木光人 アガスティアタワー -Aggressive Mix - 鈴木光人 新都アカデミア 浜渦正志 第2回スクエニ296位 アカデミーのテーマ 浜渦正志 壊れゆく奇跡 浜渦正志 クレイジーチョコボ 植松伸夫 歌:Shootie HG ヴァルハラの影 鈴木光人 時空の狭間 数え切れない別れ 水田直志 うつろなる幽境 ~ゲームオーバー~ 鈴木光人 セラのテーマ ~記憶~ 浜渦正志 歌:Frances Maya ノエルのテーマ ~最後の旅~ 水田直志 死にゆく世界 歌:KOKIA 第2回スクエニ303位掘り出し13位第3回ゲームソング326位トラウマ107位 ライトニングのテーマ ~守れなかった未来~ 浜渦正志 エトロの門 浜渦正志 女神の涙 浜渦正志 混沌のラビリンス 水田直志 新都アカデミアAF500 時空の覇者 水田直志 混沌の心臓 水田直志 ラスボス一戦目(カイアス・バラッド戦) 未来への約束 水田直志 不可視の深淵 作曲:鈴木光人水田直志編曲:鈴木光人 ラスボス二戦目(バハムート・レイシオ、バハムート・ペイシオ、バハムート・ウォロー戦) 永遠のパラドクス 水田直志 希望の地へ 浜渦正志 メタシールド展開 浜渦正志 女神なき世界 浜渦正志 エンディングロール 浜渦正志水田直志 Track 21 鈴木光人 隠しトラック コロシアムのフィールド FINAL FANTASY XIII-2 オリジナル・サウンドトラック プラス収録曲 Local Cosmos_soft_4Beat 鈴木光人 Travelogue_GuideVocalDemo 鈴木光人 The Last Hunter_original long edition 水田直志 Unseen Intruder_instrumental 水田直志 Memories for the Future_another take 水田直志 FirstPV 浜渦正志 Starting Over_Goh Hotoda REMIX 水田直志 BOSSBATTLE_v2-09_31aug11 鈴木光人 クレイジーチョコボ_UstreamEdit 作曲:植松伸夫編曲:Shootie HG Hopping Chocobo 作曲:植松伸夫編曲:徳差健悟 Noel's Theme_guitar demo version 水田直志 Local Cosmos_other_110725 鈴木光人 並行世界 CrossFadeDemo 鈴木光人 yuza_050 浜渦正志 ビッグブリッヂの死闘 - Oriental MIX - 作曲:植松伸夫編曲:藤後浩之 和風271位アレンジ194位 Noel's Theme - Final Journey -_AbstractSetOne 水田直志 サウンドトラック未収録 約束の場所 歌:ふくい舞作曲:多保孝一 通常エンディング曲(PS3版) New World 歌:Charice作曲:多保孝一 通常エンディング曲(Xbox360版) サウンドトラック FINAL FANTASY XIII-2 オリジナル・サウンドトラック ファイナルファンタジーXIII-2 オリジナル・サウンドトラック プラス 約束の場所 / たったひとりの味方 ∞(インフィニティ)